「最小限の経済的・時間的負担で、最良の医療を」をモットーに、より多くの患者様を診療できるようにしています。院内で実施できる治療については速やかに加療いたしますが、必要に応じてそれぞれの分野の第一人者を紹介するシステムを取り、患者様にとってメリットの多い治療ができるように心掛けています。
当院は非常勤医師も含め、眼科専門医が診療しております。
セカンドオピニオンでの受診も歓迎しておりますので、目の症状でお困りごとがございましたらかなさしクリニックにお任せください。
はじめて受診される方・久しぶりに受診される方は問診票をご記入してお持ちください。
事前にご記入したものをお持ちいただけますと、当日スムーズにご案内することが可能です。
当院でできる治療
眼科一般

- こんな症状ありませんか?
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- 目が赤い
- 目やにが出る
- 目がかすむ
- かゆみ・痛みがある
- 視界が歪んで見える
- 視界が霞がかっている
- 点や紐状のものが見える
- 視力検査をしたい
- 眼精疲労を感じる
- 急に視力が低下したように感じる
- まぶたが腫れている
- 眼鏡・コンタクトレンズをつくりたい
●各種検査
(視力検査、眼圧検査、視野検査、調節力検査、眼底検査、前眼部検査、眼筋機能精密検査、角膜内皮細胞検査、色覚検査、BUTなどドライアイの検査、フリッカー検査、前眼部OCT検査等)
視力検査をはじめ、眼圧検査、視野検査など様々な検査を行える装置を院内に完備しております。常時検査を行うことが可能ですので、お気軽にご相談ください。
●白内障手術
当院では白内障手術が可能です。白内障は、水晶体が白く濁ることにより、視力が低下する疾患です。曇ったレンズでは鮮明な写真が撮れないのと同様に、白内障にかかるとものが霞んで見え、視力が低下してしまいます。 手術によって濁った水晶体を取り除き、人工のレンズを挿入します。
【日帰り白内障手術のご案内】
当院では免許証の更新が近づいている方などのために急ぎの枠を用意しておりますので、ご事情のある方は予約から約1か月以内で受ける事ができます。お急ぎの方はご相談ください。●硝子体手術
(硝子体出血、硝子体混濁など)
硝子体とは眼球の内部の大部分を占める無色透明なゼリー状の組織です。濁りなどの異常が起きた際に、その部分を除去する手術を行います。症状にもよりますが、日帰りで手術を行うケースが多いです。
●レーザー治療
(緑内障、眼底出血、糖尿病網膜症、網膜裂孔、後発白内障等)
レーザー光線を照射し、症状を改善させ、進行を抑えていくものです。ほとんど日帰りで治療を受けていただくことができます。
●硝子体内注射
加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、強度近視による脈絡膜新生血管に効果のある治療法です。この病気の原因である脈絡膜からの新生血管を抑えるために、硝子体に注射で薬剤の投与を行います。
●外眼手術
(麦粒腫、霰粒腫、翼状片、結膜弛緩症等)
これらの疾患につきましては、予約の上、手術室で加療いたします。
●仮性近視治療
目の筋肉のコリをほぐして、一時的に起こっている近視の状態を緩和させます。当院では遠望訓練機や点眼治療などを実施しています。
●眼鏡処方、コンタクトレンズ処方
正しい視力矯正器具を使用することは、眼精疲労や視力低下を予防するために大切です。ディスポーザブル、遠近両用、カラーコンタクト等のソフトレンズ、及び遠用、遠近両用等のハードレンズも取り扱っています。特にディスポーザブルは約70種類取り扱っております。【当院ではネットでの購入用にもコンタクトレンズの処方箋を発行をしております。近視の進行、老眼の進行等により適切な度数が変化しますので、最低でも年に1回は定期検査を受けられて下さい。】
また、間歇性外斜視等による眼精疲労の治療も行っております。
●ドライアイ治療
目薬・涙点プラグやキープティアによる治療を行います。
- 【コンタクトレンズについて】
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- ●コンタクトレンズは医療用具です。眼科専門医の処方で正しく作りましょう。当院で発行するコンタクトレンズの処方箋は全国どこでも使用出来ます。
- ●コンタクトレンズを使っていて目ヤニが出る、ズレやすい、見えにくい、充血が気になる、乾燥する、長く装用していられないなどの症状はございませんか?
そのような場合コンタクトレンズの種類、使用時間、ケア方法を見直すことで改善する場合があります。上記のような症状がございましたら是非御相談にいらしてください。 - ●18歳未満の方の場合には、最初は保護者の方も一緒に同伴していただくことをお勧めいたします。
- ●コンタクトレンズ使用により角膜は酸素不足を起こしやすくなり、一番内側にある角膜の透明性を維持するのに重要な角膜内皮細胞に障害が起きる事があります。一度減少した内皮細胞は増えることはありませんので予防が大切です。高度に減少しますと白内障手術が困難になったり、失明に至る事もあります。
- ●当院ではコンタクトレンズ使用者を対象に内皮細胞検査をご希望の方に行っています。自覚症状がなく内皮細胞の障害が進行することが多い為、定期的にスペキュラーマイクロスコープによる内皮細胞検査をお勧めいたします。
成人病健診

- こんな症状ありませんか?
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- 糖尿病、高血圧、動脈硬化を指摘されている
- 視力低下が気になる
- 40代以上である
- 眼の検査を受けたことがない
- 白内障・緑内障を予防したい
糖尿病、高血圧、動脈硬化などが原因で眼底出血(網膜症)などが起こる場合があります。自覚症状がでるのが遅く、また、内科的な状態が良くなっても眼の異常は進行を抑えられない場合もあります。
定期的に眼底検査を行うことで、逆に糖尿病、高血圧、動脈硬化などを発見できる場合もあります。白内障や緑内障のチェックも可能ですので、年に一度は検査を受けましょう。
眼科健診・企業健診

- こんな症状ありませんか?
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- 定期的な健診を受けたい(VDT健診を受けたい)
- 日々、PCを使用した業務を行っている
- 目の疲れ・ストレスが気になる
定期的に行う健康診断と同じように、眼科でも定期的な健診を推奨しています。
健診にて視力の変化をチェックし、目に異常はないかを確認いたします。
また、当院ではVDT健診を行っています。VDT健診とはPCを用いた作業をする人に対して、特有の健康障害をチェックする健診です。
定期的に視力を確認したい方、健診を推奨されている方、企業よりVDT健診を受けるよう指示されている方は当院までお気軽にご相談ください。
近視抑制治療

以前から日本は近視の方が多いと言われており、主に小児期に進行していきます。
近視が進むと様々な眼疾患を発症しやすくなりますので、早期から近視の進行を抑えることが重要になります。
当院でご用意している近視抑制
●マイオキッズレンズ(旧MCレンズ)
MCレンズは、お子様の近視進行を抑える為に、特別に設計された眼鏡レンズです。
長時間の細かい作業のピント調節など眼への負担を軽減し、手元作業時の緊張を緩和します。
●オルソケラトロジー
オルソケラトロジーは専用のコンタクトレンズを夜間使用することで、角膜の表面を矯正します。
寝ている間に治療を行い、昼間は裸眼でお過ごしいただけます。
- 1事前検査
- 2テストレンズ
装用 - 3オルソ・ケーレンズ
処方 - 4装用開始後、
定期健診
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- Q1.どんな人に必要ですか?
- スポーツをされている方、職業上または資格取得のために裸眼視力が必要な方、普段メガネやコンタクトなどで不便を感じている方等
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- Q2.通院期間はどのくらいですか?
- 基本的な定期健診スケジュールは、翌日、1週間後、1ヵ月後、3ヵ月後、その後は6ヵ月毎となっておりますが、状態により医師の指示に従ってください。
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- Q3.年齢制限はありますか?
- 年齢制限は特にありません。一般的には小学校高学年から、50歳頃までの方が適応となります。
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- Q4.危険ではありませんか?
- 通常のコンタクトレンズと同じです。 適切なケアと医師の指示に従って使用してください。
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- Q5.治療に向かない人はどんな人ですか?
- 近視や乱視が強度な方、眼疾患のある方、コンタクトのケアができない方等。いずれも、検査などでわかりますのでご相談ください。
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- Q6.レンズの扱い方が難しいのでは?
- 多少注意を要しますが、基本的な扱いは通常のハードコンタクトレンズと変わりません。
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- Q7.注意しなければならないことは何ですか?
- オルソケラトロジーは、屈折矯正を目的としてデザインされた特殊なコンタクトレンズです。従って、眼科専門医の指示による装用スケジュールを守ることによって、最大の矯正効果を得ることができます。
●マイオピン点眼(目薬)
お子様の近視の進行を抑える目薬です。一日一回の点眼を行うことで、近視抑制の効果があります。
原則は下記ですが、18才くらいまで、又は近視の強度な方も可能です。
- ・12歳以下の学童
- ・中等度(-6D)以下の近視の方
- ・3ヶ月毎の定期通院が可能な方
- 1治療の対象であるかを検査・診察で確認します。(保険診療)
- 2初回検査(自由診療)
・検査・診察・治療内容の説明を行い、点眼薬の使用を開始します。
※点眼薬使用開始後に眩しさ、手元の見えにくさ、アレルギー症状(目のかゆみ、充血、皮膚の炎症)、動悸、その他気になる症状がありましたら当院までご連絡ください。
- 3一ヶ月検査
検査・診察・点眼使用後の状況を確認し異常がなければ点眼薬を追加処方します。
※点眼薬による異常が認められた場合は治療を中止する場合があります。 - 4定期検査
・3ヶ月毎に定期検査を行います。(定期的に視力などを検査し治療を評価します。
・治療は2年以上継続していただくことをお勧めいたします。
●多焦点ソフトコンタクトレンズによる近視抑制治療
一般的には、老視矯正のための遠近両用コンタクトレンズとして知られています。網膜の周辺部などの焦点ボケが軽減されることで、眼軸の伸びが抑えられ、近視の進行が抑制されます。また、眼に直接装着されることで視線の移動にも追従するため、視軸上から網膜周辺部まで焦点が制御される点で有利とされています。
- ①ソフトコンタクトレンズなので装用時の違和感が少なく、スポーツ時にも使用可能です。
- ②オルソケラトロジーの適応範囲を超えた度の強いお子さんにも使えます。
- ③1日使い捨てなので、衛生面や管理面でも有利です。
小児眼科

- 主な症状
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- 物がよく見えない
- 物に目を近づけてみている
- 見ている物を遠ざけると嫌がる
小さなお子様の視力は、生まれて間もない頃ぼんやりとしか見えず、様々なものを見ることで養われます。
視力が成長する幼少期に、遠視や斜視や乱視などにより、物を見る力が養われないと、次第に弱視になってしまいます。
弱視は眼鏡やコンタクトレンズでは視力を補うことが出来ず、物を立体的に見る力も弱まります。
両目とも弱視の場合や、片目のみ弱視の場合がありますが、片目だけの場合は、自他ともに、症状に気付きにくいという難点があります。
- 主な症状
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- 内斜視……片目の黒目が内側に向いてしまう
- 外斜視……片目の黒目が外側に向いてしまう
- 上下斜視…黒目が上下に向いてしまう
斜視はお子様の約2%にみられ、小児眼科の代表的な病気です。ものを見るときには両方の目が、見ようとするものの方向に向きますが、斜視は黒目がいずれかの方向へ向いてしまうことをいいます。生まれてすぐに症状が分かる場合と、成長と共に目立ってくる場合があります。
斜視は早期治療を行わないと、弱視や複視の原因になりますので、家族や周りの方が気付いたら、早めに眼科に受診しましょう。